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失敗や間違いをいやがる(こわがる)子どもへの関わり方

ブログへの訪問ありがとうございます

 

5月末までの緊急事態宣言延長に伴い、学校の休校期間が延長された地域も多いですよね。

 

我が家も学校が休校になりもう2ヶ月が過ぎました。

 

特に自分で学習がなかなか進まない小学生のお子さまがいるママの悩みは、やはり学習面もあるのではないでしょうか。

 

 

今回はその中でも、

 

失敗や間違いをいやがる(こわがる)子どもへの関わり方

 

についてお話ししたいと思います。

 

 

 

まず、結論から言うと、これらの背景として考えられるのは、

・失敗に対する高い不安

・正解に対する強いこだわり

があることが多いです。

 

 

 

「失敗から学ぶことは多い」

「失敗は成功のもと」

 

このような言葉を聞いたり使ったりしたことがある方がほとんどだと思います。

 

もちろん、失敗は誰にでもあるものです。

しかし、発達障がいの特性をもつ子どもたちの中にはそういうふうには思えずに、極度に失敗や間違いをいやがる子どももいます。

 

例えば、宿題のプリントを子どもがしてその丸付けを親がしている際に、親はわかりやすいようにと思い、間違った個所に印をつけたとします。

その印は大きく✖をつけたわけではなくても、そのように「間違えた」という事実しかその子には残らず、怒ってプリントを破いてしまったり、そのままぐちゃぐちゃにしてしまったりすることがあります。

 

他には、小学校の図工の作品ではさみで切り取ったものがほんの少し線がずれていたということはよくあります。

それでも作品としては何の問題もなくできるのですが、その子にとってはそれが大きな失敗のように感じてしまい、その後まったくできなくなることもあります。

 

両方とも先に述べた、

・失敗に対する高い不安

・正解に対する強いこだわり

が表れていますよね。

 

 

私たちの多くは、がんばって報われた体験や、困難を乗り越えて成功・達成した経験を多少は持っています。

また、(トラウマになるほど大きなことを除いては)失敗を経験しても、時間が経つと同時にその出来事は過去の記憶となることが多いです。

そのために、子どもにも

「失敗してもくじけずあきらめなければきっと成功する!!だから、もっと失敗をしながらでもいろんな体験をさせたい!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

それが決して間違っているわけではないと思います。

 

しかし、発達障がいの特性をもつ子どもは、特性のためにほかの子どもと同じ方法で頑張っても報われにくいことも多くあります。

さらには、その際に言われた言葉や叱られたこと、失敗の経験そのものなどのツラい記憶を忘れにくいという特性をあわせもつこともあります。

 

 

では、どのように関わっていけばよいかをまとめてみます

 

失敗を減らせるような環境の工夫

失敗の経験が多いと、自信をなくして次へチャレンジする気持ちがなくなってしまいます。

そのため家庭では、もちろんできる範囲でお子さまが成功できる機会を作ってあげましょう。

 

例えば、先ほどのプリントの丸付けもひとつでも ✖ をつけられると、全部を否定されているような気持ちになってしまう子もいます。

そんな時にはあえて、✖をつけずに付箋などで伝えてあげるなどもひとつです

 

 

ちなにに我が家はこの時の付箋は

本人に選ばせています(笑)

 

 

 

 

他に漢字を書くときに学校のノートでははみ出して書きにくく、それが原因でやる気がなくなるのであれば、大きいマスのものを使えるよう先生に相談してみるのもいいですね。

 

今は、特に学校の先生とはなかなか連絡も取りにくい状況かもしれませんが、宿題で行き詰まり、親子ともに苦しい思いをする必要は全くありません。

 

そんな時は、学校に電話をしたりしながら、先生と密に連絡を取り、どこまでの宿題でOKとするのか、何を重点的にさせておくといいのかなど、親としてできる限りの環境を整えてあげることが、親子ともに今できる最善の策かもしれませんね

 

余談ですが、先日の個別相談で学校の先生にどこまでどのように話していいかわかないとご相談をいただきました。

基本的には、こちらの考えと先生の考えを上手く合わせながら話が進められるように話を進めるといいと思います♡

もしお困りの方がいらっしゃればいつでもご相談いただければ具体的にお話しさせていただきます

 

失敗してもこわくない、悪いことではないことをゆっくりと伝えていく

いつも

「100点をとりたい」

「誰にも負けたくない」

という強いこだわりがあると、なかなかそれ以外の結果を受け入れ難くなります。

そのため、イライラしてしまいパニックになることがあります。

そんな時は、親が自分自身の失敗体験を話してあげることで、

「ママやパパだってそんなことがあるんだ」

と徐々に思えるようになることもあります。

 

また、簡単にできるじゃんけんやトランプをひっくり返して♠がでたら勝ち!!

など、簡単にでき、運で勝ち負けが決まるようなことを何度も繰り返しさせるのもいいでしょう。

 

その時にオススメなのが、事前に一緒にルールを決め、

負けたら⇒「次は勝つぞ!」「くやしいな」「次は負けないよ」

と、負けた時に言う言葉を最初は決めておきカードなどに書いておいて、イライラしそうになったらそれを見せ、必ず負けたほうが一言言うなどはオススメです

 

最初は決められた言葉しか言えないかもしれませんが繰り返すうちに、負けた時の対応を学んでいき、失敗することや負けることへの恐怖心がうすれていくことも多いです。

 

 

失敗したときや間違えたときの自分の気持ちのコントロールする方法を教えよう

かんしゃくについてはまた次回にでも書こうと思っていますが、自分の気持ちのコントロールがつけられるようになると随分と親子ともにずいぶんと楽になってきます。

 

その気持ちのコントロール方法は、その子に合わせてどんなことでもいいと思います。

・クールダウンの部屋を準備しておく

・お散歩に行く

・深呼吸をする

・体を動かす

 

などなどその子に合わせていくつか選択肢を準備しておきましょう

 

そして、その対策を実施するにあたり、自分で今どんな気持ち化を冷静に話せるくらいであれば何よりですが、そんな冷静さがあればたぶんパニックまでなってないですよね(笑)

その際に使えるのが、自分の気持ちを可視化できるようなツールです

 

 

 

 

実際に私が使った経験があるものが写真のものですが、

「イライラしてきたな」「ちょっと怪しいな」

と思ったときにそっと「今はどのくらい?」と聞き指で差し示してもらっていました。

 

その程度によってあらかじめ決めていた対策のどの段階くらいの対応をしたらいいかなぁと考えていく。

これは1回じゃもちろんうまくいかず、何度か繰り返しながらその子に合った方法が見つけられるとなかなか使えるものです

 

詳しくは次回にでもまた、ご説明しますね。

 

 

いかがでしたでしょうか。

大人にとっては「これくらいのこと」と思うようなことでも、発達障がいの特性を持つ子にとってはとてつもなく高い壁を乗り越えないような気持になることはよくあります。

 

なかなか、すぐには100%理解できなくても、「そうなんだなぁ」と少しでもお子さまに寄り添うことができるようになると、親子でずいぶん肩の力が抜け、ほどよい『楽育』ができるようになりますよ

 

ご好評いただいているオンライン個別相談は、現在は昼夜問わずなるべくお客さまのお時間に合わせられるようにしております。

気になられた方はぜひ、お問い合わせだけでもお待ちしております

 

 

 

今日は、なかなか長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました

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